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2007-07-16色覚するということ。:デイヴィッド・リンチ

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 まもなく、の新作、『インランド・エンパイア』 が公開されますね。

 (7/21~ 恵比寿ガーデンシネマ他)

 各メディアのあらすじ紹介を読むと、どうやら、前作 『』 の流れを汲む、現実と虚構が交錯する、めくるめくような陶酔の世界……の模様。


ハリウッド女優(ローラ・ダーン)が未完のポーランド映画のリメークで再起を狙うものの、次第に現実と、映画や虚構の世界の区別がなくなっていくという物語


 映画制作発端からやがて奇妙な世界へと引きずり込まれていく……というあらすじで、一瞬、原作/永瀬正敏主演/監督失念の 『』 が思い浮かびました。なにかのきっかけで奇妙な世界へ足を踏み入れてしまい、ワケのワカラナイ展開へと二転三転し、ぐじゃぐじゃになって、結局ナンダッタンダ? ……となる話が好きな私としては、ますます楽しみになってきました。複雑に交錯するというストーリーと、デイヴィッド・リンチならではの不条理の世界、そして、の美しさ、という点で、期待が高まります。

 デイヴィッド・リンチ、というと、やはり、なんといっても映像が印象に残ります。 『映像の暴力』 (『暴力的な映像』 にあらず)、と評している例を見かけたことがありますが、なんとなく、分かるような気もします。深く、鮮烈な色が、焼きつけられるように、刷り込まれるように、脳裏から離れなくなり、『』で覚える、すなわち、『』する、とでもいうのでしょうか、そんな作品だという印象が。

 また、なんとなくですが、夏、というイメージがあります。

 『』 は、じっとりとした真夏の、深い夜の青、という印象ですし。

 (ちなみに、『ブルー・ヴェルヴェット』 を観てから真似をして、ビールはハイネケンばかりを飲むようになった経験アリ)

 『』 は、カラリとした西海岸の、鮮明な赤、のイメージ。

 『』 は、晩夏の、実りきった穀物の黄金の色、という感じだし。

 『マルホランド・ドライヴ』 は、湿り気が冷気に変わって、ひえびえとさせるような夏の夜の薄明かり、というイメージ。

 たまたま観たのが夏だったから、ということでしょうか。それとも、あちら(ハリウッド?)の気候条件からすると、そうなるのが当たり前だったりするのでしょうか。

 ともかく、色で感覚できる監督、というのが私の印象。今作では、どのような 『色』 を見せてくれるのかという点も楽しみのひとつとなっています。




 ちなみに、にも、『色』 がある、って、思うのですけれど。

 優れたの作品はも秀逸で、音楽性を見事に表現したジャケットが多数残されています。『色』 で表現された例も非常に多く、『色覚』 しているジャケットは枚挙に暇がありません

 聴いたことのある人なら、ほら、


Blue

Blue

 ) の 『 (ブルー)』 は、やっぱりブルーだし、


The Band

The Band

 ) の 『The Band (ザ・バンド) (2nd)』 は、円熟したブラウン、


Harvest

Harvest

 ) の 『)』 は、乾いた土のような薫り高いベージュ、


Eli and the Thirteenth Confess

Eli and the Thirteenth Confess

 ) の 『)』 は、深い闇の漆黒、


Close to the Edge

Close to the Edge

 ) の 『)』 は、鮮やかなグリーン、


In The Court Of The Crimson King: 30th Anniversary Edition [Remastered]

In The Court Of The Crimson King: 30th Anniversary Edition [Remastered]

 ) の 『)』 は、強烈な朱色、


HORSES

HORSES

 ) の 『 (牝馬)』 は、潔い白、


Never Mind the Bollocks Here's the Sex Pistols

Never Mind the Bollocks Here's the Sex Pistols

 ) の 『)』 は、何ものにもとらわれない黄色とピンク、


Joshua Tree

Joshua Tree

  の 『)』 は、どっしりとした分厚い雲に覆われた曇り空のグレイ、




 ……なんて感じ、しませんか?

 皆様は、どんなジャケットを 『色覚』 していますか?

 って、いつもの脱線癖で、の話をしているのだか、音楽の話をしているのだか分からなくなってしまいましたが。音楽馬鹿のたわごとと思し召して、お許しください。


 さて。 『』 は、東日本ではでしか上映されないんですね。たしか、恵比寿ガーデンシネマは座席は予約制でしたっけ? 三時間もの長尺映画ですので、早めに良い席を確保して、じっくりと堪能したいものです。











マルホランド・ドライブ [DVD]

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- a kind of serial novel -

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