bluescatの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2011-02-25Walls and Bridges / 心の壁、愛の橋 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

 さて。

 前回の日記で、チヨコレイトの話をしたのですが。

 チョコレートといえば(しつこくてすみません)思い出すのが、まんまなのですけれど、映画『チョコレート』(2001年)ですね。

 原題は “Monster's Ball” というそうです。「怪物の舞踏会」という意味で、「死刑執行前に看守達が行う宴会を指す」とか。

 なかなか意味深げで、悪くはないと思うのですが、私は邦題のほうが好きでございます。

 全体的に重く、シリアスなトーンなのですが、観終わった後に、ほんのりとした余韻をこころに残すような作品で。まさに、ほろ苦くも、甘い、人生の一ページのような。ココアのひと匙(さじ)のうす苦き ざらつき。ひとかけのチョコレートを舌の上でとろかすような。そんな感じなのでございます。

 原題の方ですと、男性(死刑執行人)に主眼を置いた、男性の側から見た作品になるような気がします。邦題ですと、女性(アフリカ系アメリカ人――チョコレート色の肌を持つ――の女性)を中心に、取り巻く人々を相対的に描いているようで、しっくりくるのですよね。

 むむむ? と思うような邦題も少なからずある中で、いい邦題に出会えるというのはうれしいですね。



 ビリー・ボブ・ソーントンヒース・レジャーハル・ベリー、などなどが出演。

 三人とも好きな俳優さんです。

 ビリーさんは飄々(ひょうひょう)とした雰囲気がいいですよね。『バンディッツ』という映画にも出演していて、その演技が好きです。

 たしか、アンジェリーナ・ジョリーさんの元旦那さんでしたっけ? すごいのだか、すごくないのだか?? 関係ないですけれど、ジョンジョリーナ・アリーという歌手、いますよね。

 ヒースさんは、ワイルドさと繊細さを併せ持つ青年役を演じるとはまりますよね。この作品ではあまり光る演技が観られなくて残念ですが。。

 ハルさんは、同性からすれば憧れの対象でございます。あのプロポーションの良さ、美しさは反則です、とか思います。が、お美しいだけではなく。この作品での演技が認められ、アカデミー賞 主演女優賞を獲得したのですよね。

 これ、いわゆる有色人種といわれる人がアカデミー主演女優賞受賞した初の快挙、として、当時、大きく取り上げられていたそうです。

 2001年の作品ですから、ほんの10年前のことなのですよね。それまで主演女優賞を獲得した非ヨーロッパ系の女優さんがいなかったとは。

 ほんの10年前、ということもそうですが、いまだに“そのこと”が取り上げられること、強調されること、に おどろきを覚えるのです。

 そういえば、オバマ氏が大統領になった時も、たいへん大きなニュースになっていましたね...。

 人種の壁というものが、いまだに根深く、強く残っているということなのかと考えさせられる出来事でした。小さな島国に暮らす私(たち)には、想像もできないほどの、深さを、……。





 比較すると、音楽はどうでしょう。

 たとえば、ジャズ。ブルーズ。ソウル。R&B。ロックンロール。ファンク。ヒップホップ ... などなど。

 アフリカ系の人たちの間で生まれ、演奏されてきた音楽。それらは、肌の色に関係なく、世界中で、良いものは良いと認められ、愛され、リスペクトされ、受け継がれて。

 人種の壁というものを感じることが少ない、と思うのは、わたしだけでしょうか。

 (むろん、気づかれざる側面も、あることはあるでしょう)

 音楽に国境はない、と言いますが。

 音楽には、いったい、どんな魔法が宿っているのでしょうか?

 どんな秘密が隠されているのでしょうか?








 BGM: Sly & The Family Stone - ‘Everyday People

 スライ & ザ・ファミリー・ストーンの代表曲。

 いろいろな人がカバーしていますね。わたくしは、Speech のカバーバージョンが好きでございます♪

 歌詞の 'Different strokes for different folks' という部分は、「それぞれの民族にそれぞれの歩幅がある」=「種族が違えば、慣習もさまざま」「人それぞれ」ということでしょうかね。

 それでもいいじゃん。みんなでともに仲良く生きていこうよ。というメッセージが込められている。ようです。



 日記タイトルは、もちろん、John Lennon さんのアルバムタイトル『心の壁、愛の橋(Walls and Bridges)』より。

 他のアルバムに比べると、一般的には評価があまり高くないようですが、私は好きです♪



 心の壁に橋を架けるのは、結局のところ、“愛”なのでしょうか?

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2011-02-11MOCCA CHOCOLATA YA YA このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

 先日、相談されました。

 今年の1月1日(元旦!)に彼氏ができたのだけど、それからまだ一回も会ったことがない、と。

 無邪気に「会いたい~♪」とメールしたら、今月は忙しくて会えそうもない。たぶん来月は会えると思う、と返事されたとか。。

 「それってつき合ってるって言えるのか?! 」と思わず喉元まで出かかりましたが。。

 2月の最初の土曜日に会おうということになっていたそうですが、なんだかんだでうやむやのまま流れてしまい。。

 “彼”からつい先日来たメールには、3月5日(3月の最初の土曜日ですね)に会えないか、と書かれていたそうです。。。



 いろんな愛や恋のカタチがありますね。



 さてさて。



 わたくし、あまり人には教えていない、ひそかな趣味がいくつか、あります。

 そのひとつ、それは、チョコレート。ショコラ、を楽しむことなのです。

 ショコラ専門店のショコラを味わう、ということなのですが。

 友人等に話しても、「いや、日本のチョコが一番おいしいよ」、「やっぱり『ロッテ』の『ガーナ』でしょ!」とか言われてしまうので、あまり理解されない趣味ととらえております。。

 チョコレートのブランド、有名なところですと、『GODIVA』がそうでしょうか。日本では“ゴディバ”と呼ぶことが多いようですが、英語圏では“ゴダイバ”と発音するそうです。まあ、通じればどちらでも良いのでしょう。

 ショコラ専門店で、ショーケースにずらりと並べられたチョコレートからひとつぶひとつぶ、好きなものを選んで、ゆっくり、丁寧に味わう。というのが、ちょっぴり贅沢な気持ちになれる至福のひとときなのでございます。

 好きなのは、表参道の『Pierre Herme(ピエール・エルメ)』ですかね。。『La Maison du Chocolatラ・メゾン・デュ・ショコラ)』もいいですね。渋谷マークシティの『Decadence du Chocolatデカダンス・デュ・ショコラ)』も好きです。。あと、ちょっと毛色が違いますが、ウィーンの『DEMEL(デメル)』も好きです(猫の舌の形のチョコレートがかわゆい!)。原宿にブティックがありますね。

 そして、ショコラ好きにはたまらない、あのイベント、一年に一度のチョコレートの祭典、『サロン・デュ・ショコラ』は、今年は 1/26~1/31まで開催していまして、もちろん行って来ました。

 http://allabout.co.jp/gm/gc/375109/

 我が家にまだ残りが大事にとってあるので、もし食べたいかたいらしたら。。。



 さてさて。

 もうすぐバレンタイン・デーですが。もし、たまにはいつもと違ったチョコレートを贈りたい、ということでしたら、ショコラ専門店のショコラなど、いかがでしょう。贈る方も、贈られる方も、ちょっぴりあたらしい気持ちがするかも、しれません。

 ただし、表参道のメゾン・デュ・ショコラ等々は、この時期、長蛇の列ができておりますので、並ぶ覚悟が必要でございます。。










 BGM: Labelle - ‘Lady Marmalade’

 映画『ムーラン・ルージュ』主題歌として、クリスティーナ・アギレラリル・キム、ピンク、マイアのコラボレーションでカバーもされましたね。

 日記タイトルは、歌詞から引用してます♪

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2011-01-28YOU MAY DO YA #2 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

- Ten Nights of Dream #2 -



 言葉の雨が降る。

 激しく、とめどもなく。

 ふらふらと右へ倒れそうになると、右ストレイトが待ちかまえ、左へ倒れそうになると、左ストレイトが待ちかまえる。

 振り子のように、右へ、左へ、左へ、右へ、かなしみのダンスを踊る、わたし。

 いっそのこと、ひと思いに突き刺してくれたなら、と思う。

 とめどもない言葉の雨に打たれ、爪先立ちで、踊りつづける。



 きみのボッサノーバは、わたしのブルーズ。

 きみのスキャットは、わたしのハミング。

 きみの連符は、わたしの休符。

 生まれるシンコペーション



 やまない雨は、次第に強さを増していく。

 きみはまるで、どこまで言えばわたしが傷つくかを試しているかのよう。

 ちょうど、庭に蟻(あり)の巣を見つけた幼い子どもが、たわむれに巣に指を突っ込んで、どこまで壊すことができるかを試すように。

 どこまで殴ればわたしが倒れるか。見届ければ、きみは満足したのだろうか。

 我に返り、じぶんの残酷さに、おそれおののく、きみ。



 きみがそんなに泣くから、じぶんも泣いてしまいたくなった。

 けれども、ここでじぶんが泣くのは、ひどくずるいような気がして、こらえたら、じわりと浮かんだ涙が、すっと呑みこまれた。

 がまんできるじぶんが、がまんできてしまうじぶんが、とてもうらめしく、しらじらしく思えた。

 じぶんの弱さを見せられる強さが、わたしには、ない。

 泣くことがずるいのではなく、泣かないことがずるいのだろうか。

 じぶんの身を守るための鎧(よろい)が邪魔をして、なみだがおもてに、出なくなってしまったのか。

 わたしはたずねる。「なぜもっとはやく言ってくれなかったのか?」

 「なんども言いたかったのに、言う隙を与えてくれなかった」



 じぶんを守るための鎧(よろい)のはずが、人のこころをも苦しめることを知る。



 冷えた身体を引きずって、ひとりの世界に帰って、ふっと鏡を見れば、なみだでにじんだマスカラが、ひどく滑稽に思えた。

 まるでピエロのように見えて、とてもかなしいはずなのに、わらってしまった。





 疲れた身を横たえて、泥のように眠った時、こんな夢を見た。

 川べりを散歩していると、何やら人だかりが出来ていた。

 見れば、爺さんが一人、輪の中心に居り、余り(あまり)関わりたくないとでも言うように見物人達は距離を置いて見て居るのが分かった。

 爺さんは自分の芸当を見せようと躍起になっている様子で手品を披露しようとするが、何も起こらない。

 「見ておろう、見ておろう」

 そう言っては繰り返し繰り返し技を仕掛けるが一向に成功せぬ。

 とうとう痺れ(しびれ)を切らした見物人が立ち去ろうとした時、爺さんは、

 「今になる、きっとなる」

 と言ってすっくと立ち上がり、我々に背を向け、目の前の川の方へ向かったかと思うと、ざぶざぶと水の中へ入って行った。

 どんどん沈んでいったが、皆、直ぐ(すぐ)に上がって来るだろうと思って、何もせずにじっと待っていた。

 どうせ「見ておろう、見ておろう」と言い、ずぶ濡れになりながら、上がって来るだろう、と。

 しかしながら、いくら待っても爺さんは上がって来ず、川面は静かな流れを取り戻した。

 後に聞いた話では、服にあちこち隠していた手品の種が水を含んで重しとなり、爺さんは上がるに上がって来れなくなったのではないかと言う。

 自分で仕込んだからくりに溺れ、死んだのだ、と。





 爺さんの死を見届けて、泥沼の薄墨からゆっくり引き上げられて目覚めたとき、我が鎧(よろい)が脱げていることを、願った。

 脱皮したばかりで、まだ痛々しいくらいに過敏な肌に震える、裸の生き物のようであるように、と。

 そして、映画『シティ・オブ・エンジェル』で、天使から人間に成り変わった青年が、はじめての行為を行った時、

「あたたかくて、ほんのすこし、痛い」

 と言ったときの気持ちを、想像してみるのである。










Bob Dylan - ‘A Hard Rain's a-Gonna Fall’





■「YOU MAY DO YA #1」

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2010-12-24Someday at Christmas このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

 年の瀬でございますね。

 さて、クリスマス・イヴですが。

 クリスマスといえば、わたくし、チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』(という小説)が大好きでございます。。この時期になると、時々読み返したくなる小説でございます。。去年だか一昨年前だか、ディズニー版の映画も観に行ってしまいました。。たしか、六本木の映画館だったのですけれど、一番前の座席しか空いていなくて。3D 映画でございましたが、あまり 3D感 のない 3D映像を堪能いたしました。。ちなみに、ジム・キャリーさんがスクルージ役でして、わたくし的にはぴったりだと思いました。。


 さて。

 せっかくなので、わたくしの好きなクリスマス・アルバム、クリスマス・ソングなど、ご紹介してみようかなと思います。ウキウキするようなクリスマス・ソングだったり、しっとり聴きたいクリスマス・アルバムだったり。。? クリスマス気分を盛り上げる手伝いになれば、幸いです。



■ The Phil Spector Christmas Album(フィル・スペクターズ・クリスマス・アルバム)

1. White Christmas - Darlene Love

2. Frosty The Snowman - Ronettes

3. The Bells Of St. Mary - Bob B. Soxx And The Blue Jeans

4. Santa Claus Is Coming To Town - Crystals

5. Sleigh Ride - Ronettes

6. Marshmallow World - Darlene Love

7. I Saw Mommy Kissing Santa Claus - Ronettes

8. Rudolph The Red-Nosed Reindeer - Crystals

9. Winter Wonderland - Darlene Love

10. Parade Of The Wooden Soldiers - Crystals

11. Christmas (Baby Please Come Home) - Darlene Love

12. Here Comes Santa Claus - Bob B. Soxx And The Blue Jeans

13. Silent Night - Phil Spector And Artists


 はい、定番中の定番、フィル・スペクターさんのクリスマス・アルバムでございます。個人的には、これなくしてクリスマス・アルバム特集はありえない、というくらい欠かせないアルバムです。

 フィル・スペクターさんが生み出したウォール・オブ・サウンド(音の壁)と言われる、もこっとして、キラキラしたサウンドが、クリスマスにぴったり、だと思うのですが、いかがでしょう?

 ガールズ・ポップ・グループによるちょっぴりせつない歌唱が胸キュン(笑)な気持ちを高めてくれます。



■ Jackson 5 / Christmas Album(ジャクソン・ファイヴ / クリスマス・アルバム)

1. Have Yourself A Merry Little Christmas

2. Santa Claus Is Comin' To Town

3. The Christmas Song

4. Up On The House Top

5. Frosty The Snowman

6. The Little Drummer Boy

7. Rudolph The Red-Nosed Reindeer

8. Christmas Won't Be The Same This Year

9. Give Love On Christmas Day

10. Someday At Christmas

11. I Saw Mommy Kissing Santa Claus



 こちらも定番でしょうかね。

 Motown の多くのアーティストがクリスマス・ソングを歌っていて、コンピレーション盤もいろいろ出ていますが。やはり、ここは、Jackson 5 でしょうか。

 一番好きなのは、M-2.「Santa Claus Is Comin' To Town」でしょうか。このころの Michael は、かわいかったですね。。(いえ、あの、その、「このころ」を強調するつもりはないのですが。。)

 M-11.「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」(邦題:ママがサンタにキッスした)は、幼い Michael の驚異的な歌のうまさに涙が出そうになります。。それにしても、かわいらしい曲ですよね。サンタに扮したパパに、ママがチュ~しているところを見てしまう、という。。幸福な家庭の光景が目に浮かびますね。とてもほほえましいです。



■ The Brian Setzer Orchestra / Boogie Woogie Christmas(ブライアン・セッツァー・オーケストラ / ブギ・ウギ・クリスマス)

1. Jingle Bells

2. Boogie Woogie Santa Claus

3. Winter Wonderland

4. Blue Christmas

5. Santa Claus is Back in Town

6. Baby It's Cold Outside

7. The Nutcracker Suite

8. The Man with the Bag

9. Sleigh Ride

10. Run Rudolph Run

11. Cactus Christmas

12. So They Say It's Christmas

13. O Holy Night

14. The Amens



 いちおう、ロック DJ を自ら名乗ったりしているので、ロッキンなクリスマス・アルバムを。。Brian Setzer Orchestra のクリスマス・アルバムでございます。スタンダード曲のカバーに、オリジナル曲が1曲が収録されています。

 B.S.O. はジャズのスタンダードとしても有名な「In The Mood」なんかもロッキンかつスウィンギンにカバーしていて、クリスマス・ソングもいいんじゃないかな~と思っていたら、やっぱりやってくれた、という感じです。

 とにかく、スウィンギン! まさに boogie woogie! 踊れて、楽しいクリスマス・アルバムです。



 ほか、

The Beach Boys / Christmas Harmonies(ビーチ・ボーイズ / クリスマス・ハーモニー)

 も聴きたくなります。わたくし、ビーチ・ボーイズを真冬に聴くのが好きなのです(真夏に聴くのも大好きですが。。)。胸がキュッとなるような、せつない気持ちになります。。



 あと、変わったところでは、

Bob Dylan / Christmas in the Heart(ボブ・ディラン / クリスマス・イン・ザ・ハート)

 ですかね。ボブ・ディランさんが2009年に発表したクリスマス・アルバムでございます。40年越のキャリアの中で、初のクリスマス・アルバムでした。奇をてらうことなく、定番のスタンダード曲を、あたたかみのあるアメリカン・ルーツ・ミュージック的アレンジでカバーしております。



 しっとり聴くなら、アル・ジャロウやヘイリー・ロレンのクリスマス・アルバムもいいですね。

 女性が多いシーンだったら、シカゴやカーペンターズのクリスマス・アルバムをかけましょうか。Beegie Adair(ビージー・アデール)というジャズのピアニストの『My Piano Christmas』も、いいですね。コロコロしたピアノの音色が心地よいです。

 オシャレなカフェなどで曲をかけるなら、333DISCS というレーベルから出たクリスマス・コンピをかけますかね。


■ Christmas Songs

 

1 原田知世 Frosty the Snowman

2 細野晴臣 Rudolph the Red-Nosed Reindeer [赤鼻のトナカイ]

3 高橋幸宏 White Christmas

4 トクマルシューゴ Christmas Eve ~ We Wish You a Merry Christmas

5 ショーン・オヘイガン (ハイラマズ) Kabon's Christmas

6 コトリンゴ Sleigh Ride [そりすべり]

7 naomi & goro God Rest Ye Merry Gentlemen

8 嶺川貴子 Listen, The Snow Is Falling

9 伊藤ゴロー Snow

10 Arthur Jeffes (The Penguin Cafe) Finland

11 坂本龍一 Merry Christmas Mr.Lawrence re-modeled by Goro Ito

http://333discs.jp/disc=1098


 個人的には、M-4. トクマルシューゴ「Christmas Eve」 が、なぜかのサーフ・ロック風アレンジで好きでございます。M-5. ショーン・オヘイガン (ハイラマズ)「Kabon's Christmas」も、音響系のフワフワした感じが好きですね。また、教授さんの「戦メリ」で終わるあたりが、OL 泣いちゃうよ。。という感じでしょうかね??

 まあ、とはいえ、オシャレなところで DJ をする機会には恵まれないのですが。。(笑)



 そして、クリスマス・ソングということですと、日記タイトルにもした、Stevie Wonder の「Someday at Christmas」が大好きです。

 いつかのクリスマス、男はもはや少年ではいられなくなる…という印象的な出だしで、世界の平和を祈り、貧富の差のない社会を願うという内容です。

 あとは、The Supremes の「My Favorite Things」や Paul McCartney さんの「Wonderful Christmastime」ですかね。いえ、もちろん、John Lennon さんの「Happy Xmas (War Is Over)」も好きなのですけれど。定番すぎて、「Happy Xmas」はあまりかけなくなりました。でも、やっぱり聴きたくなって、かけちゃうんですけどね。(どっちじゃ?)


 また、クリスマス・ソングではないのですけれど、この時期よくかけるのが、


The Clash / Hitsville U.K. (クラッシュ / ヒッツヴィル・UK)



 クラッシュの4枚目のアルバム、『Sandinista!(サンディニスタ!)』収録の楽曲です。なぜか、好きなのですよね。もこっとしたサウンドに、フィーチャーされた女性ボーカリストの少年のような声の響きが、夢を見ているような不思議な感覚にさせる楽曲です。



Blur / Tender (ブラー / テンダー)



 ブラーのアルバム『13(サーティーン)』に収録されている楽曲です。ゴスペル調の分厚いコーラスが印象的で、荘厳な気持ちにさせてくれます。

 クリスマスのこの時期の夜更けに、そっと聴きたくなります...。



■ Cyndi Lauper / What's Going on(シンディ・ローパー / ワッツ・ゴーイング・オン)



 ご存知、Marvin Gayeマーヴィン・ゲイ)さんの楽曲ですが、シンディ・ローパーさんのカバー・バージョンでございます。2003年発表のベストアルバムに収録されておりました。オリジナルも大好きなのですが、この時期になると、なぜかこのバージョンが聴きたくなります。。男声と女声の違いなのでしょうか。。マーヴィン・ゲイさんの太く力強い歌声のほうは、普段のなにげない日常に聴きたく、シンディ・ローパーさんのハイトーンで、涙腺を刺激するような(まるで幼い少女が泣き叫んでいるような)歌声のほうは、特別な時に聴きたくなる、ということなのかもしれません。もちろん、どちらが良いとか悪いということはありませんし、気分によって、真逆になることもありますが。。

 ちなみに、シンディ・ローパーさんといえば、2008年に、The Hives とのコラボレイション楽曲を期間限定で無料配信していましたね。

 (現在は、iTunes などでダウンロード購入できるようです)

The Hives & Cyndi Lauper / A Christmas Duel

 スウェーデン出身のガレージロック/オルタナティヴ バンドの The Hives によるオールドタイム風アレンジの演奏と、シンディさんのエモーショナルな歌唱。意外な組み合わせかと思いきや、なかなかすてきにマッチして、良い、です。クリスマスならではの取り合わせといったところでしょうか。





 などなど。いろいろご紹介してみましたが。なにか、お気に召すものがありましたでしょうか?

 ではでは。



 I wish you a Merry Christmas and a Happy New Year!!

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2010-12-17Scary Monsters #2 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

 【前回のあらすじ】:まったく心当たりのないことで、警察を名乗る見知らぬ人が自宅マンションを訪ねてきました。置いて行った名刺には奇妙な点も幾つか。真相はいかに……?(フィクションではありません)



 ◎未読のかた、よろしければこちらをお先にどうぞ!

 ■ 2010/11/29「Scary Monsters」

  http://c-u.g.hatena.ne.jp/bluescat/20101129



 時間が経ってしまいましたが。。名刺の電話番号に連絡してみました。いくつかの謎は解けました。オチとしては、あまり大したことはないです。もし、お時間あればご一読くださいませ。。


~~~


 名刺の人に、連絡しなくては、と思いつつ。仕事がわさわさしていたので、うっかり忘れてしまい……、幾日かが過ぎました。

 いつものように、会社へ行く為に家を出ようとしたところ、またもやマンションの管理人さんが手招きをします。

「あっ」(思い出す私)

 管理人さん曰く、「先日の警察の人がまた来たんですよ」。その表情に特に不審な点はありません。

 私は、うろたえつつも、なんとか「そうでしたか」とだけ応えました。

 管理人さんは、

「なんだか連絡が取りたいみたいだから、一度連絡してあげてみてください」とおっしゃいます。

「そうですね、そうしてみます……」と応え、そそくさとマンションを後にしました。

 まずいです。こんなに頻繁に警察のかたに来られては。管理人さんに怪しまれてしまいます。

 もはや連絡するしかありません。

 ……ということで、意を決して、名刺に書かれていた電話番号に思い切って電話をかけてみました。

 さて、電話は名刺に書かれていた通りの警察署に繋がりました。良かったです。ぜんぜん違うところでなくて。

 最初、女性が出たので、名刺に書かれている部署名と男性の名を告げ、代わっていただきました。良かったです。「そんな人いません」と言われなくて。

 そして、電話に出た男性、声の感じからすると、40代から50代くらいのまじめそうな感じのかたでした。良かったです。想像の通りで。ぜんぜん違う感じの人が出たらどうしようかと思いました。

 ……と、いちいちビクビクしているわたくしです。。

 名乗ると、

「ああ、○○さん(私の姓)」と、電話を待っていた様子でした。そして、こう言います。「○○さん、◎月×日ころ、△△駅付近でネックレスを失くしてませんか?」

 まったく心当たりがありません。「いいえ」と応えると、

「そうですか……」と、ちょっと残念なような、予想通りというような、どちらとも取れる事務的な反応でした。そして、もう一度、「本当に失くしてませんか?」と訊くので、

「いいえ。失くしてません」ともう一度応えました。

 すると、「分かりました。わざわざご連絡ありがとうございました」と言って、電話を切ろうとするではありませんか。

 ちょっと待ってください!

 この数日間、恐怖のズンドコ、と言っては大袈裟ですが、一体何のことだろうと思い悩んだわたくし(そのくせ忘れてましたがw)、その原因を招いておいて、経緯などについて一切説明もなく、自分の中でだけ勝手に納得して電話を切ろうとするなんて。

 わたくし、あわてて言いました。

「あの~、ちょっと分からないのですが、何かの事件でしょうか? 何度も自宅にまで訪ねていらっしゃるくらいなので、そちらには重要なことかと思うのですけど、わたしにはまったく意味が分かりませんが……。あと、なぜ、わたしがネックレスを落としたかもしれないと思われたのでしょう?」

 言い方は丁寧(にしたつもりw)ですが、結構きっぱり言いました。すると、

「ああ、すみません」と一言謝罪があり、説明をしてくださいました。

 曰く……

 △△駅構内で、窃盗事件がありました。犯人は捕まえました。でも、持ち主が分かりません。

 その日、△△駅付近にいたと思われる女性に連絡を取っているとのこと。

 はい、わたくし、確かにその日(三ヶ月くらい前)、△△駅付近におりました……。

 なぜ、私がその日△△駅付近にいたのが分かったかというと、「この日、△△駅の駅ビルでクレジットカードで買い物しましたよね?」とのこと……。ええ、確かに、友人と食事をして、その支払いをカードでしました……。ワインを大量に飲んでしまって、お会計が結構いってしまったので……。

 どうやら、その日の近辺デパートや店舗でのクレジットカード利用履歴から、一人ずつ当たっているところだった模様でございます。でも、うちにまで来ちゃうなんて、ねえ……。よほど高価なネックレスなのでしょうか……。っていうか、事件解決のノルマなどがあって、必死なのですかねえ?



 というわけで。大したことなくて良かったです。もっとも、自分がいつ、何処で、何をしていたか、というのが簡単に分かってしまうものなのだ、という別のこわさを知りましたが。。悪いことはできないですね。

 SuicaPasmo(車に乗るなら ETC も??)、クレジットカードやおサイフケータイなどの電子マネー、携帯電話(の発信履歴)等々、便利なモノたちですが、自分の行動履歴をばらまく行為にもなっているのかな? と思ったりしました。まあ、知られて困るようなことはしてないつもりですが。。。便利さと引き換えにしていることもあるのかな? と考える、今日このごろでございます。



 ではでは。







 BGM: Elvis Presley -‘Suspicious Minds’

  (Elvis 33年振りの“ニュー・アルバム”より)

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2010-12-08What a Wonderful World! このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

 世の中にはいろんな音楽が溢れていますが。。幸運なことにわたくしが手にすることができた音楽の一部をご紹介してみることにします。



 さて。今年もあと残すところ、1ヶ月弱、となりましたね。

 今年もいろいろな音楽が世に生まれましたが。カバーアルバム、カバーソングが、やったらめったら多かったですねえ。いえ、何年も前からブームなのだなとは思っていましたが。今年は異常とも思えるくらい?

 DJ というものをやっている関係もあって、カバーソングが大好きなわたくし。オリジナルももちろんかけますが、ディープな音楽ファン向けに、めずらしいカバーなんかをかけたりすることがよくあります。

(個人的にはこれを「自慢モノ」と呼んでいます(笑))

 アレンジがぜんぜん違うのだけど、これはこれでかっこいい! というカバーだと最高ですね。

 そんなステキな音を求め、日々CDショップ、中古レコード店巡りをしているワタクシでございます。

 が、そんなワタクシでさえ、さすがにヘキエキいたしました。

 なんとなく、『ネタがなくなったら、とりあえずカバーしとけばいいんじゃない?』的なノリのような気がしてしまうのですよね……。

(そうじゃない人もいるのでしょうけれど)

 新しい曲を書かなくたって、人気のある曲のカバーを出しておけばそこそこ売れるし、という風潮が続くと、新しい音楽を生み出そうという意欲がそがれてしまいますね。

 一般受けするような、似たり寄ったりの歌詞の曲を作って、何曲かヒットして。

 何年か経ったら、ベスト盤を出して。

 ネタが切れたら、カバーアルバム。

 ――というのがフツウになってしまったら、夢も希望もないですね。

 「カバーした元曲の累計売上枚数 2,000万枚!」とか、「シリーズトータル売上が30万枚を突破した、カバーアルバムシリーズの第○弾!」とか。そんなことが知りたいのではない。

 わたしが知りたいのは、“あなた”の、“その”作品がどうであるか、なのですよ。なあんて。

 というわけで、最近、カバーアルバム、カバーソングに対して、以前ほどの熱意がなくなってしまったワタクシが、今年リリースされたもので、良かった、と思ったものを、いくつかご紹介してみることにいたします。





■ Rod Stewart / SOULBOOK(ロッド・ステュワート / ソウルブック)

 1. It's The Same Old Song

 2. My Cherie Amour Featuring Stevie Wonder

 3. You Make Me Feel Brand New Duet with Mary J. Blige

 4. (Your Love Keeps Lifting Me) Higher And Higher

 5. Tracks Of My Tears Featuring Smokey Robinson

 6. Let It Be Me Duet with Jennifer Hudson

 7. Rainy Night In Georgia

 8. What Becomes Of The Broken Hearted

 9. Love Train

 10. You've Really Got A Hold On Me

 11. Wonderful World

 12. If You Don't Know Me By Now

 13. Just My Imagination

 14. Never Give You Up

 15. Only The Strong Survive


 "The Great American Songbook" シリーズや "The Great Rock Classics" をリリースしてきたロッドさんが、今度はソウル・クラッシックスをカバー。。正直「またか」と思ったのですが、曲目を見ますと、わたくしの大好きなソウルの名曲たちがずらり。あの曲を、あの声で歌われたら……と想像し、つい、聴いてしまいました。

 はい、良かったです。アレンジも特に奇をてらうことなく、素直に、ノビノビと歌い上げていらっしゃいました。

 やっぱりいいですね。休日に家でかけっぱなしにしたりしていて、邪魔にならず、かといって空気に溶け込み過ぎず。という仕上がりで、個人的には良かったです。人によっては、ちょっと物足りないというかたもいるかも?

 わたくし的ハイライトは、

  8. What Becomes Of The Broken Hearted

  9. Love Train

  10. You've Really Got A Hold On Me

 の流れ。

 M-8 は、涙なしには聴けない名曲でございます。邦題は「恋にしくじったら」。オリジナルは Jimmy Ruffin ですが、Diana Ross & The Supremes がカバーしていたり、Boy George がカバーしていたりしますね。B.G. 版は、彼のけだるく退廃的な雰囲気とマッチしていて、アレンジがだいぶ異なりますが、わたしは好きです。

 10. はご存知、Smokey Robinson & The Miracles の曲で、The Beatles もカバーしていますね。若い John Lennon さんの声に、胸がキュン(笑)となります。

 このような感じで、様々なアーティストがカバーしているスタンダードな曲ばかりなので、原曲や他のアーティストのカバーと聞き比べてみるのも楽しいです。

(M-5 は Bob Dylan が、M-13 は Rolling Stones が……などなど)

 ちなみに、Phil Collins さんも今年、カバーアルバムを出していました。Motown の楽曲のカバー集。こちらも、休日によく聴いていました。休日、のんびりと聴きたいときに心地良いのですよね。

 わたくし、どうも、60年代、70年代のソウルのメロディーが好きなようです。





Santana / Guitar Heaven: The Greatest Guitar Classics Of All Time(サンタナ / ギター・ヘヴン:グレイテスト・ギター・クラッシックス)


 1. Whole Lotta Love (featuring Chris Cornell)

 2. Can't You Hear Me Knocking (featuring Scott Weiland)

 3. Sunshine Of Your Love (featuring Rob Thomas)

 4. While My Guitar Gently Weeps (featuring India.Arie & Yo-Yo Ma)

 5. Photograph (featuring Chris Daughtry)

 6. Back In Black (featuring Nas)

 7. Riders On The Storm (featuring Chester Bennington & Ray Manzarek)

 8. Smoke On The Water (featuring Jacoby Shaddix)

 9. Dance The Night Away (featuring Pat Monahan)

 10. Bang A Gong (featuring Gavin Rossdale)

 11. Little Wing (featuring Joe Cocker)

 12. I Ain't Superstitious (featuring Jonny Lang)

 13. フォーチュネイト・サン feat.スコット・スタップ

 14. ラ・グランジ feat.浅井健一


 今年7月、ステージ上にてバンドのドラマーの女性に電撃(笑)プロポーズをした、サンタナさん。新作は、なんと往年のロック・クラッシックスのカバーアルバムでした。

 コッテコテのサンタナさんサウンドになるのかと思いきや、どちらかというとハードロック寄りの仕上がりでございました。featuring のボーカリストの邪魔をすることなく、ちょっぴりラテン・フレイヴァーを加えて。それが個人的には良かったです。特に、M-1 から M-4 の流れが好きでした。

 ちなみに、日本盤のみのボーナストラック M-14 は、ボーカリストに浅井健一さんを迎えております!



 それにしても。ロッドさんといい、フィル・コリンズさんといい、サンタナさんといい、3, 40年前の楽曲のカバー集を出す、というのは、なぜなのだろう? 年齢を重ねた為のノスタルジーなのだろうか? と考えたりします。

 でも、聴いてみて思うのは、もしノスタルジーからだとしても、彼らはその対象の音楽が本当に好きなのだというのが分かるということ、敬意が感じられること、そしてそれが良いこと。

 少年のころ、あるいは、青年のころ、胸躍らせ、夢中になって聴いていたであろう、自分の原点に返るという感じでしょうか。

 彼らの原点回帰を聴き、原点を聴き、彼らの作品を聴く――という、いい具合のループとなるのが良いです。

 John Lennon さんの『Rock'n Roll』のように。と言うと、大袈裟でしょうか?





 その他、「むむむ?」と思う曲もあるものの、総体的に良かったものとしては……


UA / KABA

 1 モンスター

 2 夜空の誓い duet with 甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)

 3 きっと言える

 4 セーラー服と機関銃

 5 Day Dreaming

 6 Under The Bridge

 7 Paper Bag

 8 わたしの赤ちゃん

 9 Hyperballad

 10 Love Theme From Spartacus

 11 No Surprises

 12 妖怪にご用心

 13 tiru-ru-shi


 3曲目が好きでした。



■ Chitose Hajime / Occident

 1. TRUE COLORS

 2. OB-LA-DI,OB-LA-DA

 3. WILL YOU BE READY

 4. 慕情 Love is a many-splendored thing

 5. Birthday

 6. Siuil A Run

 7. HUMAN BEHAVIOUR

 8. Home Again

 9. IT’S SO EASY

 10. Perfect

 11. BLUE

 12. HAPPINESS IS A WARM GUN


 元ちとせの洋楽カバーアルバム。邦楽カバー集も同時発売でした。

 元ちとせさんは、インディーズでもカバーミニアルバムを出していましたね。



ハナレグミ / あいのわ

 5. PEOPLE GET READY


 Curtis Mayfield 率いる The Impressions の名曲を日本語でカバー。



 3組とも共通するのは、声とか、声の響きとか、言葉の発し方とか、が好きなところですね。あと、アレンジがシンプルなところ。それから、選曲のセンス。

 そう、カバーの選曲って、センスが問われると思いません?



 ではでは。







 ‘そこにあるものをプレイするな。そこにないものをプレイしろ’

                     ―― Miles Davis


 BGM: Buffalo Springfield -‘For What It's Worth’

バッファロー・スプリングフィールドの楽曲。

 ニコラス・ケイジ主演の映画『ロード・オブ・ウォー』で効果的に使われていましたね)

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2010-11-29Scary Monsters このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

 先日、奇妙な思いをしました。怖くもありました。

 朝、家を出る時、マンションのロビーで管理人さんと会いました。いつもでしたら、「おはようございます」「いってらっしゃい」なんて挨拶を交わすのみ、なのですけれど、管理人さんがなぜか手招きをします。

「○○(私の姓)さん、ちょっと」

 一体なんでしょう? 夜中に音楽かけていてうるさい、とか、なにか怒られるのでは。。と、妙にドキドキしてしまいます。うしろめたいことをしているのがいけませんね。

 聞けば、

「今朝、ケイサツの人が来てね、○○(私)さんと連絡が取りたいと言うんですよ」

 けケイサツ?! わたくし、誓ってケイサツ沙汰になるようなことはしていません! そりゃ、前の晩、酔っ払ってお取引先のかたに絡んだりはしましたが。。手は出していないはず!(当然)

「で、名刺を渡してくれって、置いて行ったんですよ」

 管理人さんが小さな紙片――名刺を出しました。裏には手書きの文字が書いてありました。



  「ネックレスの遺失はありませんか?」

   △△ケイサツ ××課□□□本部

   03-****-****

   内線 ****



 管理人さん曰く、「名刺の表には、◎◎ケイサツって書いてあるけど、今は△△ケイサツに籍があるので、そちらに連絡くださいとのことでしたよ」

 まったくなんのことか分かりません。言葉を失っていると、管理人さんは、

「まあ、何か大事件ということではなさそうだけど、連絡してみてください」

 と。私は、

「えっと、まったく心当たりがないのですけど……。そうですね、一応、連絡してみます」

 とだけ言って、そそくさと表へ出ました。管理人さんに怪しまれているかなあ、などと考えながら。

 昼休み、会社の人たちに早速そのことを話しました。すると、皆さん、好き勝手なことを言います。

「名刺見せて」

「うわ、なんか、紙がぺらっぺらじゃないですか」

「しかも、紙のはじっこがギザギザになってて、手作りっぽいっすね。偽物じゃないすか?」

 ギザギザというのは、ミシン目から切り離したっぽくなっているという意味です。

「でもさ、ちゃんとケイサツのマスコット(なに君っていうんでしょうね)も載ってるし」

「そんなもの、ネットでいくらでも拾ってこれるじゃん」

「住所も電話番号も載ってるけど?」

「そんなのもネットですぐ調べられるじゃん」

「ケイサツのホームページのURL(アドレス)が全角英字なのが、逆に本物っぽくない?」

「でも、なんで手作り風の名刺なんだろう?」

「経費削減なのかな」

「名刺は自前で用意しなきゃいけないんじゃない?」

「大変だな」

「まあ、名刺を置いていくくらいだから、本物なんじゃない?」

「でもさ、名刺の表と裏で違う署なのはあやしいよ」



 ……と、皆さん、いろいろなことを言ってくれます。

 わたしは自分の疑問点を挙げました。「まず、おかしな点が二つあります」と。

「一つ目。ネックレス。名前や住所が書いてあるわけでもないものの落とし主の候補に、なぜわたしが挙がるのか?」

「二つ目。ここ二ヶ月以上、△△(そのケイサツ署のある地域)には行っていない」


 自分で言っていて、こわくなりました。私は一体、何に巻き込まれているのだろう? どんなことが起こっているのだろう? と。


「たとえばさ、○○(私)さん家に泥棒に入って、ネックレスを持って行っちゃったんだけど、△△(そのケイサツ署のある地域)で別の家に泥棒に入った時に捕まって、『そういえば、どこそこにも泥棒に入りました』って自白したとかなんじゃない? それでケイサツが調べてるとか」

 泥棒に入られて気がつかないって。。何か盗られて気がつかないって。。

 まあ、確かに、玄関の鍵をよくかけわすれます。ネックレスはいくつか持っていますが、いちいち数えてないので、なくなっても気がつきません。……ていうか、ネックレス以外に盗るものがないのでしょうか。。

「それにしても、わざわざケイサツが捜査してるってことは相当高価なネックレスってことだよね?」

 高価なネックレス、いわゆる、“本物”のジュエリー ―― genuine jewelry ということですよね、ティファニーとかブルガリというような――というものをわたくしは持っておりません。。はい、持っているわけがありません。

 会社の男の子で、やけにいろんなことに詳しい人に聞いてみたところ、

「ケイサツは、まず名刺は置いていかないですね。普通、盗難とかの場合は、ここに連絡してくださいって紙を渡しますよ」

 どうしてそんなこと知ってるの? と尋ねると、泥棒に入られたことがあるからです、とのことでした。


 でも、とりあえず。。泥棒には入られていないと思います。。。というか、入られていたとしても盗られて困るようなものは。。。ないはず。。。。


「ネックレスで釣ろうとしてるストーカーとか?」

「なにか新手の悪徳商法なんじゃない? 高級そうなネックレスを目の前に出して『このネックレス、落としましたよね?』って聞いて、『そうですそうですあたしのです』なんて言っちゃったら、『拾得物に対する報労金一割ください』とか。で、ものすごい金額をふっかけてくるとか?」

「じゃあ、なんでわざわざケイサツの名を騙るんだろう?」

「……」

「ていうか、なんでネックレスなんだろう?」

「呪いのネックレスなんじゃない? それを首にかけると一週間以内に……」(貞子か!)

「それか、何かの事件現場にそのネックレスが落ちていて、持ち主を探してるとか?」(火曜サスペンス劇場ですか!)

「……」

 帰宅後、友人にも相談しましたが、やはり似たような意見。泥棒に入られた説が有力では?と。。こ、こわいです!





 整理すると、

 【奇妙な点】

 1. 手作り風の名刺

 

 2. 名刺の表のケイサツ署名、電話番号等と、名刺の裏に手書きされたそれらが違う(異動になったとのことだが?)

 3. 氏名・住所が書いてあるわけでもないものの持ち主の候補に、なぜ私が挙がるのか

 4. 名刺の表・裏どちらの地域にもしばらく(二ヶ月くらい)行っていない。

 5. ケイサツが捜査しているらしいネックレスとは? どれほど高価なものなのか? 事件性があるのか?

 6. ちなみに、事件に巻き込まれるようなところに行ったりしていない(本当です!)





 さて。どうしましょう。こわくて、連絡できません。。







 BGM: Duffy -‘I'm Scared’

namgennamgen2010/11/30 14:38簡単なことです。「電話帳に載っている所轄署」に電話して名刺の人物がいるかどうか聞くことです。居ればその人に内線で繋いで貰いましょう。該当者が居ない場合は偽になります。

bluescatbluescat2010/12/08 20:07そうなのですね。。
ありがとうございます!

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