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敵も愚民である

-愚民唯我独尊ごろくより-
 

2007-05-02

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BOOKS「虚業」f:id:namgen:20070502003229j:image:right

 私は先日自分の過去について触れたが、そのあとの挫折した生活のなれの果てにたどり着いたのは屍累々の凄まじい世界だった。余談になるが先日ある方とチャットで話していたのだが「はてな極悪ブロガー」の頂点に立っているのは実は南無さんではないでしょうか、と茶化されるほどである。多分そうなのだろうと思う。もっとも過去現在も含めて差し障りのない程度にしかブログ「南無の日記」では書いてない。でも先日も約束したとおり少しづつここでは書いてゆくつもりである。きわめて私的には近いのだが創作上の秘密というものが語られれば一番いいと思っている。

 私が書いていた自伝的小説「虚業シリーズ」が書かれ始めたのは今調べてみると2004年のことであった。その中で「虚業5」と題されたものはgooブログ「南無の事件帳」において2004年9月14日のプロローグから始まり3回のintermissionを挟みながら19回に分けて連載され2004年10月11日にエピローグを書いて終わっている。つまりほぼ毎日のように書かれたのである。また私の初めての中編領域のものであった。のちにその「虚業5」は「虚業」と名を変え編集し直されてC-Uにおいて2005年3月にアップロードされた。その間Vシネマで映画化の話が進み2005年5月にクランクインし編集、音楽、アフレコなどが終わったのがその年の9月も半ばのことであった。東京の撮影プロダクションから関係者用のプロト版が私の手元にビデオ・テープとして送られてきた。ビデオテープということで画面も荒く音質もモコッとしたものでしかなかった。そしてその後エンターテーメント性が薄いゆえかどうかは知らないが日の目を見ることなく殆どお蔵入りになっていた。ようやく今年7月にセルとレンタルの決定がされたようである。GPミュージアムの案内を見ていると確かに7月25日リリースとなっていた。ということは来月頃にはGPミュージアムの当該サイトで予告編*1も流されてゆくと云うことになる。映画会社に損をさせたような気がしないでもないが、これもリアル南無のつまらなさで勘弁してもらいたいとも思っている。

当時その「虚業」を書き終えて私はこんな事を書いていた。

ようやく「虚業の5」を終える事が出来ました。長い間御愛読ありがとう御座いました。

「列伝シリーズ」のなかでも虚業の章は人の運命の儚さと共に欲と銭、善と悪を意識して書かれています。私から見れば欲望の虜となった人間に善も悪もないだろうに、とは思います。所詮は妄想の中で生み出される物でしか有りません。だがそうやって人間のドラマは繰り返されるのであり、やがて老いて朽ち果てる時にそれに気づくに過ぎません。

今回の「虚業の5」は私の経験したいくつかの事件が重なり合って描かれています。それぞれを別個に書く事も可能ではあると思いましたが、本質的な根底部分は全て同じであれば、よりフィクションに近づいた方が読みやすいだろうと思うからです。

(中略)

なお下記に不必要と思われ本文で捨象された事柄を短く書いておきます。「虚業の5」についての元々の原稿は本文の3倍近くあったのが実情です(笑)。如何に短く伝えられるものかが全てでした。ですが表現力のない私にとってはこれが目一杯でした。また暴力シーンと性描写についてはそのほとんどを割愛しました。

 当時の一種の疲労感と共に何かひとつのことをようやく書き終えたという気持ちを表していたのだろうと思う。そして初めて言うが、今書き続けている「黄泉の男」はたぶん一旦アップから下ろされ、大幅な編集が加えられ、より長編の物語として生まれ変わると思っている。現在のところまでは原稿用紙にするとおよそ230枚程度にはなっているが当初から500枚程度を考えて書かれ始めたものである。キャパシティの問題と捉え直すとブログ向きではなく、紙化を目論んだ方がよいと思っている。そしてそれが実現されるべく黙々と書いてゆくつもりだ。

※写真は撮影の合間の風景である。

*1:このコンポラGでは目立たぬように、ていうか、大チョンボに近いのだが予告編は随分前に『ここ』に置いてある。たぶん見ている人は少ないと思うのでついでに暴露しておこう。興味のある方はご覧になるといいだろう。

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