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敵も愚民である

-愚民唯我独尊ごろくより-
 

2007-06-19

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Mさんの「坂のある非風景 - FC2 BLOG パスワード認証」とid:akky20050605:20070619:1182182742を読んだあと少し書いてみたい。

 「スタイルとはなにか9」を終えたあと、しばらく、こちらを慣らし運転みたいな状態にしている。ポオについてのここでの論を編集し直して「幻夢の果て-Edgar Allan Poe-」としてC-Uにアップしたあと、あたまを一旦カラにしたくなったのだ。考えてみると再編しても論は130枚になってしまった。ここでの連載中は枚数のことなど考えることなんか無くて只ひたすら、ああでも無い、こうでも無い、と書いていていたのだけどコアな部分はある程度あたまの中で出来ていた。まさしくさんが指摘したとおりである。ただそこにどう架橋するかが難題であったが私は一度迂回してゆく方法をとり、後は直截的に帰納させてしまうという方法をとった。またそうでないと言わんとするところが見え難いだろうからであった。つまりそんなに論理的であるとは言えない。またどちらかというと以前書いた試論「翻訳詩とはなにか」から更に進めた論でもあると思っている。自分はどちらかというと演繹的な方法論というものは余り好きではなく、またはっきり言って嫌いである。だから哲学という分野に関しては苦手である。

 話は少し変わるが大概この演繹論みたいなものにしがみついている人はブロガーと呼ばれる人には多い。これはある意味では自分の感性的なものを信じていなく一種の想像力の歪みみたいなものがブログの世界に蔓延しているからと言える。これは歪みと言うより殆ど想像力の欠如に近いものだと思っている。欠如が破綻した古典的な演繹論になり、しいては脊髄反射と呼ばれる罵倒合戦になっているのである。一種のメタな中から抜けれない人は表象の内にあるに過ぎないものをあたかも表象の外にあると思いこんでいる人達である。敵は我が存在の外に物的には確かに在るように見える。AにとってはBは確かにAの外に存在していてBにとってもそうである。これをフッサールは自然的態度と呼称した。つまり学問的態度の取り方ではないといったのだが、CにとってAとBは外にあるがつっこんで考えてみるとCの意識の位相にはAもBもは同じでしかない。意識にとって、それもどれも自己というものを捉えれば全ては自分の表象のうちにあるものなのであるがブロガーのメタ的意識であるほど前々世紀的な論の中にいる。それは言わせて貰えればみもふたも無いが、彼らは愚民だからである。また、現在C-Uの「寸評会」において自分は感想文というものを拒否している。何のタシにもならないからであり評される本人のためにならないからである。そして感想文というものはハナクソでしかない。想像力の描く世界は止揚されるためにあるものであれば自ずから他者の作品に対して書くことの重要さは批判することからはじまるからである。

 であれば、少なくともこのコンポラGにとって大切なことは想像力が作り出す世界のことを論じたり書いたり顕したりすることである。そしてそれはきっと想像力によって描くことに依ってしか自らの求める姿が見えないという認識を持つことである。私は「Jean-Paul SartreのL’IMAGINAIRE『想像力の問題-想像力の現象学的心理学-』に関する私的メモ11」に於いて一種の想像力の核というものを捉えたくて何年もメモとして書き続けているものがある。勿論メモでしかないから気が赴くままでしか書いていなく最近は書いていない。だがそのメモは私に様々な気づきを与えてくれているメモでもある。一番得た感触はイマージュの偉大さとそれらが作り出す時代の深淵である。イマージュの持つ力を私は信じたいと思う。そしてそれは言葉であり映像であり絵画であり音楽でもあるのだ。

※写真は前世紀をつき動かした人達である。

前列サルトル、カミュ、レリス、ジャン・オービエ。後列ジャック・ラカン、セシル・エリュアール、ピエール・ルヴェルディ、ルイーズ・レーリス、ピカソ、オービエ夫人、ヴァランティーヌ・ユゴー、ボーヴォワール、ブラッサイ。

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